報道発表
日・ケニア外相会談
平成29年5月8日


本8日午後3時20分頃から約55分間,岸田文雄外務大臣は,平成29年度春の外国人叙勲(PDF)授与式出席のため訪日中のアミナ・モハメド・ケニア共和国外務長官(Ambassador. AMINA C, MOHAMED, Cabinet Secretary for Foreign Affairs, Republic of Kenya)との間で外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 岸田大臣から,旭日大綬章の受章に祝意を表しつつ,昨年の第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)の歴史的な成功は,アミナ長官の卓越した采配があってこそであるとして,改めて謝意を表しました。また,ケニアとともに,インド太平洋の自由で開かれた海洋秩序を維持・強化したい旨述べるとともに,モンバサ経済特区の開発や投資協定の早期発効に向けて協力していきたいと述べました。
2 これに対し,アミナ長官からは,旭日大綬章の受章に感謝しており,ケニア国民を代表して謹んでお受けしたい,TICAD VI及び安倍晋三内閣総理大臣の国賓としてのケニア訪問が成功裡に行われたことはケニアにとって誇りであり,今後はその成果をフォローアップしていきたい,モンバサ港・経済特区の開発を始め,これまでの支援に感謝すると述べました。
3 このほか,両外相は南スーダンでの敵対行為の停止や国民対話の重要性について認識が一致した。また,北朝鮮やソマリアなどの地域情勢や,国連安保理改革を始めとする国際場裡における協力について意見交換を行いました。