報道発表
フェルナンデス国際刑事裁判所所長による岸外務副大臣表敬
平成29年4月3日
本3日,岸信夫外務副大臣は,訪日中のシルビア・フェルナンデス・デ・グルメンディ国際刑事裁判所所長(Judge Silvia FERNÁNDEZ de Gurmendi, President, International Criminal Court (ICC))による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸副大臣から,我が国のICCによる法の支配への貢献に対する支持を表明しつつ,ICCが常設の国際刑事法廷として有効に機能し信頼を得ていくために,より多くの国が参加し,一層普遍的な裁判所になることが必要である旨を述べました。
2 これに対し,フェルナンデス所長からは,ICCに対する日本の支持・支援に謝意が示され,我が国出身のICC裁判官をはじめとする日本の人材が国際刑事法の分野で果たしている役割を高く評価する旨述べました。また,先般の日本政府からの「平和と正義の鐘」の寄贈についても改めて謝意が表明されました。
3 更に,同所長からは,世界における法の確立に向けたICCローマ規程の普遍化の重要性を指摘し,特にアジアにおける締約国拡大の必要性について言及しました。
4 これに対し,岸副大臣から,アジア太平洋地域における締約国拡大に向けた我が国の取組について説明し,引き続き我が国としても協力していきたい旨述べました。