報道発表
国際刑事裁判所に対する「平和と正義の鐘」の寄贈
平成29年1月24日

1 本24日,ハーグの国際刑事裁判所(ICC)において,我が国からICCに対する「平和と正義の鐘」の寄贈式が行われ,我が方から猪俣弘司駐オランダ大使及び齋木尚子国際法局長が出席し,ICCからは,シルビア・フェルナンデス・デ・グルメンディICC裁判所長(Judge Silvia Fernández de Gurmendi, ICC President)及びファトゥ・ベンソーダICC検察官(Ms. Fatou Bensouda, ICC Prosecutor)他関係者が出席しました。
2 今般の寄贈は,ICCの本庁舎の完成に際して,ICC締約国会議における寄贈の呼びかけに応えたもので,我が国は,国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪を訴追することにより国際正義の実現を目指し平和を追求するICCの理念に合致するものとして,「平和と正義の鐘」を寄贈することとしたものです。
3 今回の寄贈は,ICCの理念と活動に対する我が国の支持を示すものであり,我が国は,今後も引き続きICCの活動に積極的に協力していきます。
(参考)国際刑事裁判所(PDF)
国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪(集団殺害犯罪,人道に対する犯罪,戦争犯罪,侵略犯罪)を犯した個人を,国際法に基づき訴追・処罰するための,史上初の常設の国際刑事法廷。設立条約たるローマ規程は,1998年7月に採択され,2002年7月1日に発効。我が国は,2007年7月1日に加入書を寄託し,同年10月1日に105番目の加盟国となった。2017年1月現在の締約国数は124。裁判所はオランダのハーグに所在。