報道発表
後発開発途上国基金への拠出
平成29年3月27日
1 3月21日,我が国は,後発開発途上国基金(LDCF)に対し,約90万ドル(邦貨約1億円)を拠出しました。
2 LDCFは,後発開発途上国の気候変動対策のうち,特にニーズが高まっている適応(気候変動の悪影響への対応策)に特化して支援する基金です。
3 昨年11月に発効したパリ協定(PDF)においては,適応に関する支援の重要性及び後発開発途上国の適応支援のニーズへの考慮が規定されています。
4 また,昨年のG7伊勢志摩首脳宣言(PDF)では,パリ協定の成功裏の実施確保,最も脆弱な途上国の適応計画及び行動を支援するために資金を動員することが確認されています。
5 我が国は,多くの途上国が気候変動対策を実施できるよう,引き続き積極的に支援していきます。
(参考)後発開発途上国基金(Least Development Countries Fund: LDCF)
国別適応行動計画(National Adaptation Programmes of Action)の策定及び実施等,後発開発途上国の特有のニーズを支援することを目的に,2001年国連気候変動枠組条約第7回締約国会議(COP7)で地球環境ファシリティ(GEF)の下に設立された基金。2016年までに,49か国におけるプロジェクトに対して約10億ドルの資金をLDCFとして提供し,他の機関等から約40億ドルの資金を動員した。