報道発表

我が国の開発協力事業において不正行為を行った企業に対する措置の実施

平成29年2月24日

1 平成21年度対バングラデシュ有償勘定技術支援「チッタゴン上下水道公社無収水削減推進プロジェクト」及び平成25年度「チッタゴン上下水道公社組織改善・無収水削減推進プロジェクト」において,同業務を受託した株式会社NJSコンサルタンツが現地スタッフ人件費の一部を国際協力機構(JICA)に対して過大に請求・報告するという不適切な行為が認められました。

2 このため,外務省は,「日本国のODAにおいて不正行為を行った者等に対する措置要領」に基づき,以下のとおり,外務省実施の無償資金協力事業への参加を認めない措置を実施することとしました。

(1)措置対象株式会社NJSコンサルタンツ
(2)措置期間平成29年2月24日から平成29年7月23日(5か月間)
(3)措置事由同企業が,対バングラデシュ有償勘定技術支援「チッタゴン上下水道公社無収水削減推進プロジェクト」及び「チッタゴン上下水道公社組織改善・無収水削減推進プロジェクト」において,現地スタッフ人件費の一部をJICAに対して過大に請求・報告した。この行為は,「日本国のODAにおいて不正行為を行った者等に対する措置要領」別表第2第6号に該当する。
 

3 なお,JICAも,株式会社NJSコンサルタンツに対し,平成29年2月24日から平成29年7月23日まで(5か月間),無償資金協力,有償資金協力及び技術協力の各事業への参加を認めない措置を実施しました。

4 外務省及びJICAは,本件不正事案を重く受け止め,事業者から提出された関係書類の確認を強化する等の再発防止に努めていきます。


報道発表へ戻る