報道発表

薗浦外務副大臣のエルビル訪問

平成29年1月11日

  1. 1 10日及び本11日,薗浦健太郎外務副大臣は,イラク共和国のエルビルを訪問しました。

    2 エルビル滞在中,薗浦副大臣は,マスウード・バルザーニ・クルディスタン地域大統領(Mr. Masoud Barzani, President of the Kurdistan Region of Iraq),ネチルヴァン・バルザーニ・クルディスタン地域政府(KRG)首相(Dr. Nechirvan Barzani, Prime Minister, Kurdistan Regional Government),ファラーフ・ムスタファ・クルディスタン地域政府外務庁長官(Mr. Falah Mustafa, Head of the Department of Foreign Relations, Kurdistan Regional Government),マスルール・バルザーニ・クルディスタン地域安全保障会議議長(Mr. Masrour Barzani, Chancellor of the Kurdistan Region Security Council)と会談しました。また,今次訪問で薗浦副大臣は,本年1月1日付でイラク北部のクルディスタン地域のエルビル市に設置されたエルビル日本国領事事務所の開所式を実施しました。

    3 クルディスタン地域関係者との会談において,薗浦副大臣から,同地域は変化の激しい中東地域の中で安定勢力としての存在感を示しており,我が国にとって同地域との関係強化は,イラク及び中東地域での新たな安定した拠点を築くことに繋がる旨述べました。

    4 薗浦副大臣から,現在進行中のモースル作戦に伴い,モースル周辺から多数の避難民が発生していることも踏まえ,今後国会で補正予算が成立することを前提に,クルディスタン地域を含むイラクに対しに新たに約1億ドルの人道・安定化支援を実施する旨を伝達しました。また,バルザーニ大統領との会談後,同大統領及び薗浦副大臣の立ち会いの下,岩井文男駐イラク大使とムハンマド・アフマド・イスマーイール地雷対策庁長官(Mr. Muhammed Ahmed Ismail, Head of the Iraqi Kurdistan Mine Action Agency)との間で,草の根・人間の安全保障無償資金協力案件である「クルディスタン地域における爆発物除去計画」に関する贈与計画(G/C)が締結されました。

    5 これに対し,クルディスタン地域関係者からは,薗浦副大臣の再訪を歓迎するとともに,今般の地雷等の爆発物除去支援を含む日本からの寛大な支援に対して深い謝意が表明されました。また,今後,テロとの闘いの正念場であるモースル戦を乗り切り,同地域の安定と発展に繋げるべく,日本の復興経験からも多くを学びながら国づくりを前に進めていきたいとの考えが表明されました。また,あらゆる分野において,日・クルディスタン地域関係の強化に努めていきたいとの希望が表明されました。

    (参考)草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「クルディスタン地域における爆発物除去計画」
     イラク北部のクルディスタン地域で地雷・不発弾処理活動を行う「クルディスタン地雷対策庁」に対し,安全かつ効率的に地雷・爆発物除去活動を行うことができるよう地雷・爆発物除去機材を整備する草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(供与限度額:9,999万円)。


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