報道発表
薗浦外務副大臣のレバノン訪問(結果)
平成29年1月11日



- 1月9日(現地時間同日),薗浦健太郎外務副大臣は,レバノンを訪問しました。日本の政務レベルのレバノン訪問は約2年ぶりであり,アウン大統領就任後は初めてとなります。
- レバノン滞在中,薗浦副大臣は,ミシェル・アウン・レバノン共和国大統領(H.E. General Michel AOUN, President of the Republic of Lebanon),ジブラーン・バシール外務・移民相(H.E. Mr. Gibran BASSIL, Minister of Foreign Affairs and Emigrants),サアド・ハリーリ首相(H.E. Mr. Saad Hariri, Prime Minister)及びナビーフ・ベッリ国会議長(H.E. Mr. Nabih Berri, Speaker of Parliament)と会談しました。
- 各会談において,薗浦副大臣から,昨年10月のアウン新大統領選出及び同年12月の新内閣成立はレバノンの安定に向けた重要な一歩であり,本年5月の国会議員選挙の円滑な実施を含め,レバノン国内の安定が地域の安定に寄与することを強く期待する旨述べました。
- また,薗浦副大臣から,レバノンの総人口の1/4以上となる約100万人のシリア難民を受け入れているレバノンの困難な状況を理解しているとした上で,難民やホスト・コミュニティーに対する支援として,新たに約21億4,000万円(約1,790万ドル)の拠出を昨年12月に閣議で決定し,今後国会での承認プロセスに入ることを伝えました。
- これに対し,レバノン側からは,これまでの日本の支援への感謝が表明されるとともに,伝統的に良好な二国間関係を更に発展させていきたい旨の発言がありました。