報道発表
パレスチナ難民に対する国連パレスチナ難民救済事業機関を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
平成28年10月11日
1 10月9日(現地時間同日),エルサレムにおいて,我が方大久保武パレスチナ関係担当大使兼パレスチナ暫定自治政府日本国政府代表事務所長と先方ピエール・クレヘンビュール国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長(Mr. Pierre Krahenbuhl, Commissioner-General, UNRWA)との間で,パレスチナ難民に対するUNRWAを通じた食糧援助として,総額4億2,000万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 近年の食糧価格高騰やイスラエル政府による人及び物資の移動制限により,パレスチナ自治区内におけるパレスチナ難民に対する食糧供給が大きく影響を受けています。また,ISIL( Islamic State in Iraq and the Levant)の勢力拡大等,中東地域の治安の悪化や最近のシリア情勢の悪化のため,これらの地域に居住するパレスチナ難民に対する人道支援のニーズが高まっています。
3 今回の協力は,UNRWAを通じ,食糧を供与することにより,パレスチナ難民の人道状況改善に寄与すること等を目的として,食糧援助を実施するものです。