報道発表

ホンジュラスに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成28年10月11日

1 本11日(現地時間10日),ホンジュラス共和国の首都テグシガルパ市において,我が方岡田憲治駐ホンジュラス大使と先方マリア・ドローレス・アグエロ・ララ外務・国際協力大臣代行(H.E. Ms. María Dolores AGÜERO LARA, Secretary of State for Foreign Affairs and International Cooperation by law of the Republic of Honduras)との間で,8億1,800万円を供与限度額とする無償資金協力「保健サーベイランス国立研究所建設計画」に関する書簡の交換が行われました。

2 ホンジュラスではHIV,結核,マラリア等の感染症の問題が深刻であり,迅速かつ的確な診断と治療のための体制構築が求められています。同国では,関連の検査施設の点在と機能分散により,迅速かつ効率的な検査の実施に支障を来たしており,早期の体制整備が求められています。

3 この計画は,テグシガルパ市において,ホンジュラスの最上位の検査機関である国立研究所に対して施設建設・機材供与を実施することにより,同研究所の機能を統合させるとともに国際基準に準拠した安全な検査環境の整備をするものです。この計画により,同国の感染症等の診断能力の向上を図り,保健医療システムの強化に寄与することが期待されます。

(参考)ホンジュラス共和国基礎データ
 ホンジュラス共和国は,面積112,492平方キロメートル(日本の約3分の1),人口約808万人(2015年,世界銀行),一人当たりGNI(国民総所得)は約2,270米ドル(2015年,世界銀行)。


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