報道発表

Sport for Tomorrow(香港:柔道指導者の派遣)

平成28年10月7日

1 外務省は,平成28年度スポーツ外交推進事業として,10月9日から10月12日まで,井上康生柔道全日本男子監督(東海大学体育学部武道学科准教授),谷本歩実コマツ女子柔道部助監督及び秋本啓之了徳寺学園柔道部コーチの3名を香港に派遣します。

2 一行は香港滞在中,香港柔道総会主催の柔道講習会や香港バプティスト大学における講演会に講師として参加するほか,香港オリンピック協会や香港日本人学校を訪問する予定です。

3 この事業は,日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環としてスポーツ指導者・選手等の招へいを行い,スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施するものです。

4 今回の派遣により,日・香港間の友好関係の増進と共に,2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて,柔道を通じた親日派・知日派の育成が期待されます。

(参考)「Sport for Tomorrow (SFT)」プログラム概要(主な実施例含む)

(1)2013年9月,国際オリンピック委員会(IOC)総会でのプレゼンテーションにおいて,安倍晋三内閣総理大臣は,スポーツ分野における我が国政府の国際貢献策として,SFTの具体的な内容を発表した。

(2)SFTは,2014年から2020年までの7年間で,開発途上国をはじめとする100カ国以上の国において,1000万人以上を対象に,世界のよりよい未来のために,未来を担う若者をはじめあらゆる世代の人々にスポーツの価値とオリンピック・パラリンピック・ムーブメント(オリンピック・パラリンピック精神)を広げていく取り組み。このプログラムを政府(外務省及びスポーツ庁)として着実に実施していくことは,2020年東京大会に向けた我が国の国際公約の一つでもある。

(3)SFTは主に以下の3つの柱から構成される。

  • ア スポーツを通じた国際協力及び交流
  • イ IOCや国際的な大学間ネットワーク構築による国際スポーツ人材の育成体制の構築
  • ウ 国際的なアンチ・ドーピング推進体制の強化支援

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