報道発表

ボリビアに対する円借款「ラグナ・コロラダ地熱発電所建設計画(第二段階)」に関する交換公文の署名

平成28年9月28日

1 本28日(現地時間27日),ボリビアの首都ラパスにおいて,我が方古賀京子駐ボリビア大使と先方ダビッド・チョケワンカ外相(H.E. Mr. David CHOQUEHUANCA,Minister of Foreign Affairs of Plurinational State of Bolivia)との間で,614億8,500万円を限度とする額の円借款「ラグナ・コロラダ地熱発電所建設計画(第二段階)」に関する書簡の交換が行われました。

2 ボリビアは南米で最も所得水準の低い国の一つで,貧困削減を通じた持続的経済成長の実現が課題です。本件計画は,ボリビア南部のポトシ県に地熱発電所建設等を行うことにより,電源の多様化,増加する電力需要への対応及び気候変動の緩和への貢献を図り,もって地方開発等を通じた生産力向上に寄与するものです。

3 供与条件

(1)金利年0.3%
(2)償還期間40年(10年の据置期間を含む。)
(3)調達条件一般アンタイド

4 また,この件は,我が国の気候変動分野の途上国支援策の一環として実施するものです。我が国は2015年11月「美しい星への行動2.0(ACE2.0)」を発表(PDF)別ウィンドウで開くし,2020年に官民合わせて約1兆3,000億円の気候変動対策支援を実施することを表明したところです。我が国としては,温室効果ガスの削減と気候変動の影響の最小化のため,ボリビアと引き続き連携していきます。

(参考)ボリビア多民族国基礎データ
 ボリビアは南米の内陸に位置する国であり,面積110万平方キロメートル(日本の約3倍),人口約1,006万人(2014年,国家統計局),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約2,830米ドル(2014年,世銀)。


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