報道発表

日伊外相電話会談

平成28年7月4日

 本4日,午後3時30分から約20分間,岸田文雄外務大臣は,パオロ・ジェンティローニ・イタリア外務・国際協力大臣(H.E. Mr. Paolo Gentiloni, Minister for Foreign Affairs and International Cooperation of the Italian Republic)との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 岸田大臣から,今般のダッカでのテロ事件でイタリア人9名が犠牲になったことに心からの哀悼の意を伝えたのに対し,ジェンティローニ大臣からも,日本人犠牲者に対する哀悼の意が伝えられました。

2 岸田大臣から,残虐非道なテロで罪のない人々が命を奪われたことに強い憤りを覚える旨述べ,いかなる理由であれ,テロは決して許されるものではなく,断固として非難する旨を述べました。また,現地での対応では,両国の大使館が緊密に連携しており,真相解明のため引き続き協力していきたい旨伝達しました。更に,木原誠二外務副大臣を現地に派遣し対応に当たらせており,負傷された方,犠牲となった方を一刻も早く日本にお連れするべく努力していることを説明しました。

3 これに対し,ジェンティローニ大臣は,イタリア政府としての対応を説明するとともに,今後もイタリアと日本で協力して事件に対応していきたい旨述べました。

4 両者は,本年及び明年のG7議長国として緊密に連携し,G7伊勢志摩サミットで採択した「テロ及び暴力的過激主義対策に関するG7行動計画(PDF)別ウィンドウで開く」に基づき,テロ対策に関する国際的取組みに協力して取り組んでいくことで一致しました。


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