報道発表
「北京大学現代日本研究センター」博士課程第11期生一行による木原副大臣表敬

1 本10日午前,木原誠二外務副大臣は,訪日研修中の北京大学現代日本研究センター博士課程第11期生一行による表敬を受けました。
2 冒頭,木原副大臣から,一行への歓迎の意を表するとともに,国同士の関係は突き詰めれば人同士の関係である,我が国にとって最も重要な二国間関係の一つである日中の協力強化に向け,今まで座学で学んだ日本を肌身で感じ,良き架け橋として活躍して欲しい旨述べました。
3 これに対し,一行代表である王勇(おう・ゆう)北京大学国際合作部副部長から,訪日研修の関係者に謝意が表されると共に,学生達の経験は直接未来に影響しうるところ,今次訪日研修を経た学生達は将来,各分野で活躍すると共に日中関係の強化のために活躍することを確信している旨述べました。
4 続いて学生から,多くの日本人と直接交流することへの意気込みが語られると共に,人的交流の強化に向けた日本政府の取組,国家間の競争が増す中での日中関係の展望等について活発な質問がなされました。これに対し,木原副大臣からは,先般の岸田文雄外務大臣の訪中も紹介しつつ,既に関係が深化している日中の友好関係は政府のみならず両国民にとって重要であり,課題について適切に対処しながら協力を強化していきたい等述べました。
5 最後に,木原副大臣から,若い皆さんには曇りのない目で日本のありのままの姿を見て頂き,大いに学んで欲しい旨述べ,和やかな雰囲気で表敬を終了しました。
(参考)
(1)独立行政法人国際交流基金と北京大学の共同事業として,北京大学社会科学系学部の博士課程に所属する学生を対象に,現代日本に関する半年間の講義及び15日間の訪日研修を実施。
(2)北京大学現代日本研究センターは,1979年の大平正芳総理大臣・華国鋒国家主席の合意に基づき設立された日本語研修センター(通称「大平学校」)を前身とし,1990年に独立行政法人国際交流基金と教育部の合意により北京大学に設置された。