報道発表
グリア経済協力開発機構事務総長による岸田外務大臣表敬
平成28年4月12日


本12日,午後4時20分から約25分間,アンヘル・グリア経済協力開発機構(OECD)事務総長(Mr. Angel Gurria, Secretary General, OECD)は岸田文雄外務大臣を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岸田大臣から,冒頭,グリア事務総長の訪日を歓迎し,アジア初となるOECDグローバル議員ネットワーク会合の東京開催を歓迎する旨述べました。また,G7伊勢志摩サミットに向けたOECDによる様々な貢献に感謝するとともに,OECDのアジアとの関係強化のためにも,日本が開発センターに復帰する意図を表明しました。
- これに対して,グリア事務総長からは,今回のG7広島外相会合が成功裡に終了したことに対する祝意とともに,日本のOECD開発センターへの復帰を歓迎する旨述べました。さらに,伊勢志摩サミットの成功に向けて,引き続き貢献していきたい旨述べました。また,グリア事務総長から,OECDの政策提言である「OECDベター・ポリシー・シリーズ 日本:高齢化社会における成長促進と幸福度の向上」等につき,紹介がありました。
(参考)OECD開発センター
- (1)1962年に設立。発展途上国の開発問題に関する調査・研究を行うOECD内のシンクタンク。OECD諸国に加え,非OECD諸国も参加。現在,50カ国(OECD加盟国26か国,非加盟国24か国)が参加。
- (2)開発センターは,先進国と新興国・途上国を包摂し,ともに様々な地域における開発協力について政策対話を行う重要な場となっている。
- (3)我が国は設立当時から参加していたが,開発センターのガバナンス等を問題視し,2000年に脱退。その後,同センターの改革の進展を受け,英,ブラジルほか脱退国が復帰。新規参加国も相次ぎ,影響力が増大した経緯がある。