報道発表
パプアニューギニアに対する無償資金協力に関する書簡の交換
平成28年4月6日
1 本6日(現地時間同日),パプアニューギニア独立国の首都ポートモレスビーにおいて,我が方松本盛雄駐パプアニューギニア大使と先方リムビンク・パト外務移民大臣(Hon. Rimbink Pato, Minister for Foreign Affairs and Immigration)との間で,供与額5億円の無償資金協力(経済社会開発計画)に関する書簡の交換が行われました。
2 パプアニューギニアは,太平洋島嶼国で最大の面積,人口を擁し,金,銅,石油,液化天然ガス(LNG)及び漁業資源をはじめとする豊富な天然資源に恵まれている一方,運輸・交通・電力等のインフラが不足しており,都市部と農村部の経済・社会格差が深刻な問題になっています。
3 今回の協力は,パプアニューギニア政府に対し我が国で製造された機材を供与し,基礎生活基盤整備を通じて行政サービスを向上させることにより,同国における教育分野及び環境分野の経済社会開発を支援するとともに,アジア太平洋地域における日本製機材の海外展開に貢献するものです。
4 今回の協力は,平成27年5月に開催された第7回太平洋・島サミットにおいて,我が国政府が支援を表明した重点分野である「持続可能な開発」に資する協力として実施するものです。同時に,パプアニューギニアが議長国を務める2018年のAPEC関連会合の円滑な実施にも貢献することが期待されます。
(参考)パプアニューギニア独立国基礎データ
パプアニューギニアは,面積46.2万平方キロメートル(日本の約1.25倍),人口約746.4万人(2014年,世界銀行),1人当たり国民総所得(GNI)は2,240米ドル(2014年,世界銀行)。