報道発表
民主主義共同体運営理事会ハイレベルセグメント
3月2日(現地時間同日),スイスのジュネーブにおいて,民主主義共同体第20回運営理事会ハイレベルセグメントが開催され,我が国から白石和子外務省女性・人権人道大使が出席しました。このハイレベルセグメントには,グアテマラ外相,ウルグアイ外相,ブルキナファソ外相,スリランカ外相,国連人権副高等弁務官等約28か国・機関からのハイレベルの出席を含む,多数の国及び市民社会代表の参加がありました。
1 ハイレベルセグメントにおいては,民主主義促進のための各国の協力や取組等について議論が行われ,トム・マリノフスキー米国務次官補(Mr. Tom Malinowski, Assistant Secretary, Bureau of Democracy, Human Rights and Labor, U.S. Department of State)(議長国)からは,民主主義の普遍性や国際社会が直面する困難に触れつつ,民主主義共同体の一層の取組の必要性について述べました。
2 白石大使は,国際社会における民主主義定着に向けた開発分野及び女性分野における我が国の外交方針や様々な支援についてステートメント(日本語(PDF)/英語(PDF)
)を行いました。
3 その他,スリランカ,チュニジア及びブルキナファソ政府代表並びにそれぞれの国の市民社会代表等がステートメントを行い,それぞれの国における近年の民主化改革の進展と今後の課題等について述べました。
4 また,白石大使は,この機会に,マリア・レイスナー民主主義共同体事務局長(H.E. Maria Leissner, Secretary General, Community of Democracies),マリノフスキー米国務次官補等と個別に会談し,民主主義共同体を含む民主化支援活動等について意見交換を行いました。
5 なお,1日,2日には,事務レベルによるフォーカルポイントセグメント会合や,我が国が参加する「民主主義のための教育」や「民主主義と女性」といった民主主義共同体ワーキンググループの会合が開催されました。
(参考)民主主義共同体(概要)
民主主義共同体とは,国際社会における民主化を促進させることを目的として,米国とポーランドの主導で2000年に設立された政府間フォーラム(議長国は2015年(2年間)から米国が務めている)。我が国は,2000年の第一回閣僚会合以来,過去8回の閣僚級会合および20回の運営理事会に参加している。