報道発表

武藤外務副大臣とグロウジニエネ・リトアニア国会議長の会談

平成28年3月2日
武藤外務副大臣とグロウジニエネ・リトアニア国会議長の会談1
武藤外務副大臣とグロウジニエネ・リトアニア国会議長の会談2

 本2日午後4時頃から約40分間,武藤容治外務副大臣は,参議院招聘により訪日中のロレータ・グロウジニエネ・リトアニア共和国国会議長(H.E.Ms. Loreta Graužinienė,Speaker of the Seimas of the Republic of Lithuania)と会談を行ったところ,概要以下のとおりです。

1 冒頭
 武藤副大臣から,グロウジニエネ国会議長の初めての訪日を歓迎するとともに,本年日本がホスト国であるG7サミット等が予定されている中で,基本的価値を共有するリトアニアの要人をお迎えでき,光栄に思う旨述べました。
 グロウジニエネ国会議長から,二国間の約100年に及ぶ交流の歴史や本年が新たな外交関係樹立25周年であることに触れつつ,リトアニアは国際社会における日本のリーダーシップ,世界平和への貢献を評価している,本年のG7サミットや国連安保理における日本の貢献に期待する旨述べました。

2 日・リトアニア関係
 武藤副大臣から,グロウジニエネ国会議長が杉原千畝元カウナス副領事生誕の地である八百津町を訪問することに歓迎の意を表しつつ,同町が目指している杉原千畝氏に関するユネスコ世界記憶遺産への登録申請について紹介しました。
 グロウジニエネ国会議長から,約75年前に両国を結びつけてくれた杉原千畝副領事を誇りに思っており,「杉原リスト」のユネスコ世界記憶遺産登録も支持している,杉原千畝氏に関するユネスコ世界記憶遺産へ登録を通じ,若者が杉原千畝氏の偉大な行為について知る良い機会となることに期待する旨述べました。
 武藤副大臣から,昨年10月に開催された「日・リトアニア・ライフサイエンス・シンポジウム」やバイオ分野での覚書の署名等交流が進んでいることを心強く思う,両国の関係の強化に尽くしていきたい旨述べました。

3 その他  その他,リトアニアのOECD加盟申請,2020年東京オリンピック・パラリンピック,ウクライナ,南シナ海,北朝鮮といった地域情勢について,意見交換を行いました。

(参考)
 「杉原リスト」:2017年のユネスコ世界記憶遺産登録に向けて国内候補に選定された「杉原リスト―1940年、杉原千畝が避難民救済のため人道主義・博愛精神に基づき大量発給した日本通過ビザ発給の記録」。


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