報道発表
武藤外務副大臣とアブドゥル・マフディー・イラク石油大臣との会談
平成28年2月24日
本24日午後2時から約40分間,武藤容治外務副大臣は,外務省の招へいで訪日中のアーデル・アブドゥル・マフディー・イラク石油大臣(H.E.Dr. Adel Abudul-Mahdi,Minister of Oil of the Republic of Iraq)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 武藤副大臣から,我が国は世界有数の石油埋蔵量を有するイラクとの関係強化を重要視しており,イラクの安定と復興の実現は我が国にとっても重要な問題である旨述べました。さらに,我が国は,2003年以来,イラクの石油関連事業等に円借款を供与してきており,このような事業を通じて,我が国技術が幅広く活用され,イラクの原油の生産・輸出能力の向上に繋がることを期待する旨述べました。
2 マフディー石油大臣からは,我が国のイラクに対するこれまでの協力に対し感謝の意が述べられました。特に油価が下落し,イラクの経済状況が厳しい中,我が国の支援は重要である旨の発言がありました。さらに,日本企業のイラクへのさらなる進出と両国の経済関係の一層の強化を期待する旨が述べられました。
3 この他,最近のイラクにおけるテロとの闘いの状況,国際的な石油情勢等について意見交換を行いました。特に,マフディー石油大臣は,サウジアラビアを含む4か国が原油増産凍結に合意したこと,並びに関係国との協力を通じて,油価が適正な価格に調整されることを支持する旨述べました。