報道発表
アンゴラに対する無償資金協力に関する交換公文の署名・交換
平成28年1月18日
1 1月15日(現地時間同日),アンゴラ共和国の首都ルアンダ市において,我が方伊藤邦明駐アンゴラ大使と先方マリア・アンジェラ・テイシェイラ・デ・アルヴァ・セケイラ・ブラガンサ外務協力副大臣(H.E. Ms. Maria Angela Tiexeira de Alva Sequeira BRAGANCA, State Secretary of Cooperation, Ministry of Foreign Affairs)との間で,21億3,600万円を限度とする無償資金協力「ナミベ港改修計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
2 この計画は,港湾施設の老朽化が著しいナミベ港において岸壁,ヤード,エプロンなどの改修整備を行うものです。アンゴラの主要港の一つであるナミベ港は,港湾施設の老朽化により船舶の係留,荷役の積み卸し等に係る安全性,効率性が極めて低い状況にある一方で,同港のコンテナ取扱量は年々増加しています。 この協力の実施によりナミベ港の安全性及び効率性が向上し,同国の物流と交易が円滑化し,物流コストの低減にも貢献することが期待されます。
3 我が国は,2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,「インフラ分野における6,500億円の支援(PDF)」を表明しており,この計画は,同公約を具体化するものです。
(参考)アンゴラ共和国基礎データ
アンゴラ共和国はアフリカ西岸に位置し,面積約124.7万平方キロメートル(日本の約3.3倍)を有し,人口は約2,147万人(世銀,2013年),一人当たり国民総所得(GNI)は5,010米ドル(世銀,2013年)。