報道発表

我が国の開発協力事業において不正行為を行った企業に対する措置の実施

平成27年12月15日

1 平成25年度対バングラデシュ一般プロジェクト無償資金協力「航空保安設備整備計画」にかかる機材調達の入札プロセスにおいて,株式会社航空システムコンサルタンツが入札指示書の規定に従わず入札指示書の変更指示等を行うという不適切な行為が認められました。

2 このため,外務省は,「日本国のODAにおいて不正行為を行った者等に対する措置要領」に基づき,以下のとおり,外務省実施の無償資金協力事業への参加を認めない措置を実施することとしました。

(1)措置対象株式会社航空システムコンサルタンツ
(2)措置期間平成27年12月15日から平成28年1月14日(1か月)
(3)措置事由株式会社航空システムコンサルタンツは,対バングラデシュ一般プロジェクト無償資金協力「航空保安設備整備計画」の機材調達の入札プロセスにおいて,入札指示書の規定に従わずに入札指示書の変更指示を行い,また入札指示書の規定によれば一旦提出された応札書類の内容変更は認められないにもかかわらず,一部の応札者及び納入予定業者に対して変更を許容するかのような印象を与える連絡を行った。この行為は,「日本国のODAにおいて不正行為を行った者等に対する措置要領」別表第2第6号(不正又は不誠実な行為)に該当する。

3 なお,独立行政法人国際協力機構(JICA)も,株式会社航空システムコンサルタンツに対し,平成27年12月15日から平成28年1月14日まで(1か月),無償資金協力,有償資金協力及び技術協力の各事業への参加を認めない措置を実施しました。


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