報道発表

日本インドネシア文化経済観光交流団:二階俊博団長によるジョコ大統領表敬

平成27年11月24日

 11月23日(現地時間同日)午後,日・インドネシア両国間の友好関係の一層の強化のための「日本インドネシア文化経済観光交流団」団長としてインドネシアを訪問中の二階俊博日本インドネシア国会議員連盟会長(自民党総務会長)は,ジョコ・ウィドド大統領(Joko Widodo, President of the Republic of Indonesia)との間で約30分間懇談を行ったところ,概要は以下の通りです。
 なお,同日夜,日本からの交流団に加え,ジョコ大統領をはじめ9名の閣僚などインドネシア政府要人,インドネシアで合流した日本人及びインドネシア人等の合わせて1,200人を超える両国の関係者が一堂に会した「交流の夕べ」が盛大に開催されました。

1 ジョコ大統領から,二階団長との再会を喜んでいる,今回は,1,000人以上の日本の要人と共に訪問されたことに対し感激しており感謝している旨述べつつ,今回の訪問団が,日・インドネシア関係を更に緊密なものとし,国民同士の友好関係を促進するものと確信している旨発言がありました。

2 これに対し,二階団長から,三度目の会談を光栄に思っている,前回お会いした際,津波対応の問題への重要性等で意見が一致したことから,世界津波の日の協力をお願いし,ジョコ大統領から賛同を得られたので,その後,世界津波の日制定のため,働きかけを各国に行ってきた,その結果,124か国が共同提案国として名を連ねている旨述べつつ,ジョコ大統領に改めて謝意を表明しました。
 また,二階団長は,今回はインドネシアと日本の間で査証免除が実現し,その記念のため訪問した,ジョコ大統領との約束のとおり,1,100人の民間大使の他,10数名の国会議員,観光産業の代表者を中心とした訪問団が訪れている旨述べました。
 また,二階団長から,インドネシアのインフラ整備は,日本からの投資を促進し,インドネシアの発展に資するものである旨述べつつ,インドネシアから日本の技術移転の要望があるなら喜んで協力したい旨発言がありました。さらに,二階団長から,昨日の日・インドネシア首脳会談における安倍晋三内閣総理大臣の発言に言及し,新幹線問題は大変残念であったと述べつつ,新幹線問題が全てではなく,お互いが戦略的パートナーとして積極的に協力したいという気持ちに変わりはない旨述べました。
 また,二階団長から,農業分野での協力につき,インドネシアで検討を進めているコメの増産に向けた灌漑施設設備について,インドネシアから要請があれば,支援を前向きに対応する用意がある,農業分野での青少年交流を進めたい旨述べました。
 二階団長から,インドネシアが放射性物質の規制等日本産食品に対して行っている輸入規制について,早期の緩和,撤廃をお願いしたい旨述べました。

3 これに対し,ジョコ大統領から,インドネシアから日本への旅行者に対する査証免除に協力いただき感謝している旨述べるとともに,今回の訪問団が友好関係促進に貢献することを確信しているとの発言がありました。

4 最後に,二階団長から,東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)の発足に携わった経緯を説明しつつ,ERIAの活動に対するジョコ大統領の理解と協力を得たい旨述べました。これに対し,ジョコ大統領から,ERIA本部をジャカルタに置いていただいたことに感謝申し上げる旨の発言がありました。


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