報道発表

第6回アジア太平洋保障措置ネットワーク年次会合の開催(結果)

平成27年11月13日

1 11月10日から本13日まで,第6回アジア太平洋保障措置ネットワーク(Asia Pacific Safeguards Network(APSN))年次会合が三田共用会議所(10日)及び外務省(11日及び12日)において開催され,主催国である我が国より,相川一俊外務省軍縮不拡散・科学部長が議長を務めました。また,ASEAN諸国(インドネシア,シンガポール,タイ,フィリピン,マレーシア,ミャンマー,ラオス),バングラデシュ,モンゴル,韓国,オーストラリア,カナダ,米国から保障措置実施関連業務責任者等が参加しました。この他,国際原子力機関(IAEA)からも保障措置関連担当者が参加しました。

2 今回のAPSN年次会合は,アジア太平洋諸国からIAEAの保障措置に関わる実務責任者及び担当者らが一堂に会し,各国の知見の共有や率直な情報・意見交換を行う場として2009年に設立されました。我が国は,昨年9月にオーストラリアから議長国を引き継ぎました(任期は2年,2016年9月まで)。

3 今回の会合では,各国からIAEAとの保障措置協定に基づく,国内保障措置実施の具体的な取組状況が紹介されたほか,IAEAが主導する机上演習等が実施され,より効率的な保障措置の実施に向けた各国の課題について活発な意見交換が行われました。

4 また,IAEA保障措置の強化及び追加議定書の普遍化を含む国際的な核不拡散体制の維持・強化に関する議論が行われ,APSNの活動の重要性及び保障措置を通じた不拡散活動の継続的な努力の必要性が再認識されました。


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