報道発表

ツバルに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成27年6月3日

1 本3日,フィジーの首都スバにおいて,我が方花谷卓治駐ツバル大使(フィジーにて兼轄)と先方エネレ・ソシネ・ソポアンガ首相(Hon, Enele Sosene Sopoaga, Prime Minister of Tuvalu)との間で,供与額1億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2 ツバルは,エネルギーを含む生活物資の大部分を輸入に依存しており,原油価格,為替変動等の外的要因を受けやすい国です。また,国土が最高海抜5メートル未満と低いことから,渇水や海水面の上昇等の気候変動の影響を大きく受ける国です。今回の協力は,気候変動の適応を図るために必要な資機材を購入するための資金を供与するものであり,これにより同国の経済社会開発に寄与することが期待されます。

3 今回の協力は,5月22日及び23日に福島県いわき市において開催された第7回太平洋・島サミットにおいて,我が国政府が支援を表明した重点分野である「気候変動」に資する協力として実施するものです。

(参考1)ツバル基礎データ
 ツバルは,面積25.9平方キロメートル(港区とほぼ同じ),人口約1万人,1人当たり国民総所得(GNI)は6,510米ドル(2013年,国連データ)。

(参考2)第7回太平洋・島サミット

(1) 第7回太平洋・島サミット(PALM7)が5月22日及び23日に福島県いわき市において開催。14の太平洋島嶼国の首脳級が出席。ツバルからはソポアンガ首相が参加した。

(2) 我が国は,PALM7において,(ⅰ)防災,(ⅱ)気候変動,(ⅲ)環境,(ⅳ)人的交流,(ⅴ)持続可能な開発,(ⅵ)海洋・漁業,(ⅶ)貿易・投資・観光の7分野を重点分野として今後3年間で550億円以上の支援を実施することを表明しました。


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