報道発表
日米外相電話会談
平成27年1月21日
シリアでの日本人拘束事案を受け,英国を訪問中の岸田文雄外務大臣は,20日午後22:10(現地時間)から約10分間,ケリー米国務長官と電話会談を行いました。概要は以下のとおりです。
1 岸田外務大臣から,概略以下のとおり述べました。
(1)米がプレスステートメントにより,いち早く我が国に対する全面的な支持そして連帯の意を表したことに感謝する。
(2)本日早朝,ISILにより,邦人2名の殺害予告動画が配信された。人命を盾にとって脅迫することは許しがたい行為であり,強い憤りを覚えている。
(3)安倍総理が発表した2億ドルの支援は,難民支援を始め,非軍事的な分野でできる限りの貢献を行うためのものである。
(4)日本はテロに屈することなく,国際社会によるテロとの闘いに貢献していく。
(5)貴国政府からは,事実関係に関する情報収集,当該邦人の早期解放に向けた協力等で御支援をいただきたい。
2 これを受けて,ケリー国務長官からは,一刻も早い事件の解決に向けて米として日本に全面的に協力する,引き続き緊密に連携していきたいと述べました。