報道発表

「日ソ地先沖合漁業協定」に基づく日ロ漁業委員会第31回会議の結果

平成26年12月9日

 本9日,12月1日から東京において開催されていた日ソ地先沖合漁業協定(「日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定」)に基づく日ロ漁業委員会第31回会議が妥結しました。概要は以下のとおりです。

1 出席者
 この会議には,我が国から長谷成人水産庁増殖推進部長をはじめ,外務省,水産庁,北海道庁及び関係団体の関係者が,ロシア側からゴルニチヌィフ連邦漁業庁漁業組織局長(Mr. GORNICHNYKH Andrei, Chief of Department of the Fisheries Organization, Federal Agency for Fishery)をはじめ,外務省,連邦漁業庁,連邦保安庁国境警備局他の関係者が,それぞれ出席しました。

2 会議の結果
 今回の会議では,2015年の日露双方の200海里水域における相手国漁船の操業条件等について協議しました。協議の結果,日露双方で一致した操業条件等は以下のとおりです。

(1)2015年のロシア200海里水域における日本漁船の操業条件等

ア 相互入漁

(ⅰ)総漁獲割当量6万2,395.8トン(前年7万1,303トン)
(ⅱ)主な魚種別の漁獲割当量
さんま5万1,370トン(前年5万1,370トン)
いか7,007トン(前年7,217トン)
すけとうだら1,500トン(前年1万126トン)
まだら1,108.8トン(前年821.5トン)
(ⅲ)総隻数546隻 (前年546隻)

イ 有償入漁

(ⅰ)総漁獲割当量2,026トン(前年4,998トン)
(ⅱ)見返り金8,743.5万円(前年2億1,148万円)
(ⅲ)総隻数22隻(前年45隻)

ウ 協力費  総額3億2,913.4万円(前年総額6億1,781万円)

(2)2015年の日本200海里水域におけるロシア漁船の操業条件等

ア相互入漁

(ⅰ)総漁獲割当量6万2,395.8トン(前年7万1,303トン)
(ⅱ)主な魚種別の割当量  
いとひきだら2万7,800トン(前年2万7,800トン)
さんま2万1,299.8トン(前年3万207トン)
いわし・さば1万3,296トン(前年1万3,296トン)
(ⅲ)総隻数101隻(前年101隻)

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