報道発表
日中メコン政策対話第5回会合の開催(結果)
平成26年12月2日
1 本2日,日中メコン政策対話第5回会合が,中国・北京において開催され,日本から滝崎成樹外務省南部アジア部参事官他関係者が,中国側から張丹(ちょう・たん)外交部国際経済司参事官他関係者が,それぞれ出席しました。
2 同会合では,双方より,2011年9月の前回会合以降の対メコン地域協力に関するそれぞれの取組について紹介がありました。日本側からは,本年11月に開催された第6回日メコン首脳会議の結果を含め,2015年のASEAN共同体構築に向けた日メコン協力の最新の成果について,中国側からは,GMS(Greater Mekong Subregion:大メコン圏)地域経済協力プログラムの枠組みの下で実施している具体的な取組および現在中国が進めている「シルクロード経済ベルト」・「21世紀海上シルクロード」の方向性等について説明がありました。
3 また,双方は,メコン地域の開発につき,関係国および国際機関との連携の重要性について一致しました。
4 次回の第6回会合は,日本において開催することで双方が一致し,具体的な場所及び日時は今後外交ルートで調整していくこととなりました。
(参考1)日メコン首脳会議
日本及びメコン諸国の首脳が参加し,2009年以降毎年開催。「東京戦略2012」に基づき,「連結性の強化」,「共に発展する」,「人間の安全保障及び環境の持続可能性確保」に取り組む。
(参考2)GMS地域経済協力プログラム
アジア開発銀行(ADB)が主導し,メコン5か国及び中国がメンバー国となって,1992年に開始したプログラム。