報道発表
日・NATO海賊対処共同訓練
平成26年9月26日
- 9月25日(現地時間同日)、海賊対処におけるNATOオーシャン・シールド作戦参加部隊と自衛隊部隊との共同訓練が、ソマリア沖・アデン湾において実施されました。
- 本訓練は、自衛隊とNATOの海賊対処部隊間の初の共同訓練であり、安倍晋三内閣総理大臣が本年5月にNATO本部を訪問した際にラスムセン事務総長との間で基本合意したことを踏まえ、調整を行い、この度、「日・NATO国別パートナーシップ協力計画(IPCP)(PDF)」に基づき、実施されたものです。
- 「地球儀を俯瞰する外交」を推進する日本にとって、NATOは基本的価値を共有する「信頼できる必然のパートナー」です。今後ともIPCPに基づき、幅広い分野においてNATOとの具体的協力を進めていく方針です。
(参考1)北大西洋条約機構(NATO:North Atlantic Treaty Organization)
「集団防衛」、「危機管理」及び「協調的安全保障」の三つを中核的任務としており、加盟国の領土及び国民を防衛することが最大の責務。現在28か国が加盟している。
(参考2)日・NATO国別パートナーシップ協力計画(IPCP:the Individual Partnership and Cooperation Programme)
IPCPは日・NATO協力の主要な指針となる文書であり、2014年5月6日、安倍総理がNATOを訪問した際、ラスムセン事務総長とともに署名・発表を行った。IPCPでは海洋やサイバー空間といった国際公共財から、災害救援、平和・安全保障・女性、防衛交流に至るまで、幅広い分野で協力を推進することとなっている。
(参考3)訓練概要
- 参加艦艇 海上自衛隊:護衛艦「たかなみ」、P-3C×1
NATO軍:デンマーク海軍 戦闘支援艦「ESBERN SNARE」 - 主要訓練項目:通信訓練、戦術運動、立入検査訓練 等