報道発表
国連世界食糧計画(WFP)を通じたギニア共和国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
平成26年8月8日
1 本8日(現地時間同日),ギニア共和国の首都コナクリ市において,我が方中野直継駐ギニア大使と先方フォールWFPギニア事務所代表(Ms.Elisabeth Faure, Country Director and Representative of WFP Guinea)との間で,ギニア共和国に対するWFPを通じた食糧援助として,4億2,000万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 同国は,肥沃な土壌と豊富な鉱物資源を有していますが,最近は,石油価格高騰等による物価上昇が著しく,経済情勢は悪化しています。
また,国民の53%が貧困ライン以下の生活を送っており,国民の32%に当たる380万人が食糧不足にあります。
3 今回の支援は,同国において特に人道支援が必要な状況等に鑑み,人道的見地から食糧援助を実施するものです。本件支援は,同国の食糧安全保障並びに経済の安定化及び発展に寄与することが期待されます。なお,実施機関であるWFPは,食糧が真に必要とする人々に行き渡るよう管理・配給体制を改善しており,今回の援助が有効活用されるよう日本政府としてもWFPと緊密に連携し,フォローを行う方針です。