報道発表
飯村政府代表のエジプト訪問
平成26年4月17日
1 最近のエジプト情勢に鑑み,4月15日から17日,飯村豊日本政府代表はエジプトを訪問し,ファハミ外務大臣,エルアラビー・アラブ連盟事務総長等と会談しました。
2 飯村政府代表とファハミ外務大臣との会談では,
(1)以下の点を伝達しました。
ア エジプトの政治の正常化に向けたロードマップの進展を注視しており,大統領選挙が適切に実施されることを期待する。
イ 治安・公共秩序の維持に向けた暫定政府の苦労は十分に認識しつつ,人権等の問題にも適切な対応を期待している。
ウ 我が国としては,エジプトとの協力関係を引き続き進めていきたい。我が国は,エジプトの民主化の進展及び政治・経済・社会の安定化に向けて,エジプトへの支援を継続する。
エ エジプトの政治・経済の安定が,日本からの投資等両国関係の発展につながることを期待する。
(2)あわせて,中東和平や地域情勢に関して、幅広く意見交換を行いました。
3 また,飯村政府代表は,来る大統領選挙への立候補を表明しているエルシーシ前国防相,サッバーヒ人民潮流代表と意見交換した他,現地の有識者と懇談を行いました。
(参考)
エジプトでは2013年7月の政変以降,民政移行に向けた「ロードマップ」が進行中。その第一弾として,2014年1月に修正憲法案の国民投票が実施され,98.1%の賛成を得て承認された。今後,大統領選挙が5月26日及び27日に実施される予定。