報道発表

パラグアイ共和国に対する円借款「東部輸出回廊整備計画」に関する交換公文の署名

平成26年3月31日

1 29日(現地時間28日),パラグアイ共和国の首都アスンシオンにおいて,我が方上田善久駐パラグアイ大使と先方エラディオ・ロイサガ外相(H.E.Mr. Eladio Loizaga)との間で,178億9,700万円を限度とする額の円借款「東部輸出回廊整備計画」に関する書簡の交換が行われました。(事業地図(PDF)PDF

2 南米の中央に位置するパラグアイでは,輸送手段の9割を河川・道路輸送に依存しており,農作物をパラナ河及びパラグアイ河を利用して大西洋まで運搬し,海外に輸出しています。河川を利用した輸出需要は年々増加していますが,生産地と河川の輸出港をつなぐ道路の多くが未舗装であることから,輸送車両の損傷・荷崩れの発生や,悪路による通行止め等の影響で,安定的な国内輸送が困難な状況にあります。
 この計画は,パラグアイ東部のアルトパラナ県,イタプア県において,生産地と輸出港をつなぐ東部輸出回廊の整備(アスファルト舗装,礫舗装及び橋梁の拡幅,掛け替え)を行うものです。パラグアイの輸出効率を向上させることを通じて輸出競争力を強化し,同国の経済の活性化に寄与することが期待されます。

3 供与条件

(1)金利 年0.95%
(2)償還期間  20年(6年の据置期間を含む。)
(3)調達条件  一般アンタイド

(参考)
 パラグアイは,南米の中央に位置し,面積40.7万平方キロメートル,人口約669万人(2012年),人口1人当たりのGNI(国民総所得)は3,400米ドル(2012年世銀)。


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