報道発表
「現代の日本工芸展 Contemporary KŌGEI Styles in Japan」の開催
平成25年10月8日
1 本8日から来年2月23日迄の日程で,米国マイアミ近郊の森上博物館・日本庭園にて,人間国宝及び日本工芸界の将来を担い,かつ,今後国際的な活躍が期待される作家の作品を中心に,陶磁,染織,木竹工,漆工,金工,ガラス細工等多様な工芸品を紹介する「現代日本の工芸展 (Contemporary KŌGEI Styles in Japan)」を開催する予定です。
2 本展覧会は,東京国立近代美術館工芸館の特別協力を得て文化庁,外務省,在マイアミ日本国総領事館,森上博物館・日本庭園の共催で実施するものです。本事業によって,伝統技術と古典の様式美を踏まえつつも,現代人の感性や独自の芸術的思考を反映した洗練された現代アート(Contemporary Fine Art)である日本の工芸(KŌGEI)の認知度が米国内外で高まることを期待しています。
3 本8日のオープニングに引き続き,9日,森上博物館において,重要無形文化財(蒔絵)の保持者である室瀬和美氏及び京人形司十四世面庄・面屋庄甫氏による講演が実施される予定です。また,会期中に工芸発展の背景ともなった茶道・華道などの生活文化を合わせて紹介することで,日本文化への理解を深めてもらうとともに,近代日本の発展を支えた日本のものづくり文化とその精神性を世界に向けてアピールし,伝統工芸や日本の技術のいっそうの振興を支援する一助となることを期待しています。