報道発表

ツバルに対するノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換

平成25年9月17日

1 本17日(現地時間同日),ツバルの首都フナフティにおいて,同国訪問中の石原伸晃環境大臣立ち会いの下,我が方大嶋英一駐ツバル大使(フィジーにて兼轄)と先方エネレ・ソシネ・ソポアンガ首相(Hon. Enele Sosene Sopoaga, Prime Minister)との間で,1億円のノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2 ツバルは,エネルギーや食糧を含む生活物資のほとんどを輸入に依存しており,原油価格,為替変動等の外的要因の影響を受けやすい国です。また,国土が最高海抜5メートル未満と低いことから,渇水や海水面の上昇等の気候変動の影響を最も受ける国であり,近年の天候不順の影響による降水量の減少のため国内が渇水状態にあります。今回の協力は,このような厳しい経済・社会状況にあるツバルに対し,必要な物資を購入するための資金を供与するものであり,これにより同国の財政状況の改善に貢献することが期待されます。

3 我が国政府は,これまで一貫して,ツバルを含む太平洋島嶼国の良きパートナーとして,同地域に対する支援を行っており,本件協力もツバルの繁栄と安定に資する日本の協力として実施するものです。

4 なお,本案件は,我が国の2013年以降の気候変動対策に関する途上国支援の一環として実施するものです。我が国としては,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考)
 ツバルは,面積25.9平方キロメートル,人口約9,800人(2011年)。


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