報道発表

水銀に関する水俣条約外交会議及び準備会合の開催

平成25年9月9日

1 10月7日から11日まで,熊本県熊本市及び水俣市において,水銀に関する水俣条約外交会議及び準備会合が開催されます。同会議では,水俣条約の採択・署名が行われる予定です。

2 この会議は国連環境計画(UNEP)が主催するもので,各国・国際機関等から,閣僚級をはじめとする多数の出席が見込まれます。ホスト国である我が国からは,外務省,農林水産省,経済産業省及び環境省から構成される政府代表団が出席する予定です。

3 水俣条約は,水銀の一次採掘の禁止から貿易,水銀添加製品や製造工程,大気への排出,水銀廃棄物に係る規制に至るまで,水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める初めての条約です。我が国は,水俣病の経験を踏まえ,世界における水銀汚染対策を強化すべきとの立場から,積極的にこれまでの議論に貢献してきています。

【参考1】経緯について

1 UNEPでは,平成21年2月に開催された第25回UNEP管理理事会における合意に基づき,国際的な水銀の管理に関して法的拘束力のある文書(条約)を制定するため,平成22年より平成25年にかけて5回の政府間交渉委員会(INC)を開催。

2 本年1月にジュネーブで開催されたINC第5回会合において,条約条文案が合意されるとともに,条約の名称を「水銀に関する水俣条約」とすることを決定。また,条約の採択・署名のための外交会議を熊本市及び水俣市において開催することを発表。

【参考2】会議等の日程

平成25年10月7日~8日準備会合(熊本市)
 9日 開会記念式典及び現地視察(水俣市)
10日~11日外交会議(熊本市)

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