報道発表
パケ欧州委員会研究イノベーション総局長による小田原外務副大臣表敬
令和4年5月17日
5月17日、小田原潔外務副大臣は、ジャン=エリック・パケ欧州委員会研究イノベーション総局長(Mr. Jean-Eric PAQUET, Director-General of Directorate-General for Research and Innovation, the European Commission)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、小田原外務副大臣から、5月12日に開催された日EU定期首脳協議の直後で、非常に時宜を得た訪日を歓迎する、同協議では、双方は、産業、科学、研究・イノベーション、宇宙分野での協力拡大で一致しており、幅広い分野における日EU関係の強化に向け、引き続き協力していきたい旨述べました。これに対し、パケ総局長から、日EU間の関係は、昨今より緊密になっており、EUの研究イノベーション枠組みプログラムであるホライズン・ヨーロッパへの日本のあり得べき準参加に係る事前協議の開始を歓迎する旨述べました。
- また、双方は、日EU間の科学技術・イノベーション協力、「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」年次総会等について意見交換を行い、今後も日EU科学技術協力合同委員会を含む様々な機会を活用し、双方の協力を強化していくことを確認しました。
[参考1] 科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)
特定非営利活動法人「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」が2004年以降、毎年京都で年次総会を開催。年次総会では、科学技術の発達が人類に大きな便益をもたらすことが期待される一方で、人類と地球環境を脅かす存在にもなり得るとの認識のもと、世界各国の科学者、政府関係者、経済人、ジャーナリストが一堂に会して科学技術の人類の未来に関して議論を行う。
[参考2] EUとの科学技術協力合同委員会
2009年11月にブリュッセルにおいて、我が方小田野展丈欧州連合日本政府代表部大使と先方クリスチャン・ダニエルソン欧州連合常駐スウェーデン(欧州連合閣僚理事会議長国)代表及びヤヌス・ポトチュニク科学・研究担当欧州委員が日EU科学技術協力協定に署名。2011年3月、同協定が発効。両者間の科学技術協力関係全般の政策枠組みを設定したものであり、第6条で、政府間の討議の枠組みとして合同委員会を設置することを規定。直近は、2021年11月にオンラインで開催された第6回日EU科学技術協力合同委員会。