報道発表

小田原外務副大臣のブラジル・メキシコ訪問(結果)

令和4年5月10日
マガリャイス外相代理との会談
日本人メキシコ移住125記念式典
モレノ筆頭外務次官との会談

 小田原潔外務副大臣は、5月2日から7日(現地時間、以下同)にかけて、ブラジル連邦共和国とメキシコ合衆国を訪問したところ、概要は以下のとおりです。

1 ブラジル

(1)ホシャ大統領府戦略問題特別局長官との会談

 2日、小田原副大臣は、フラヴィオ・ホシャ大統領府戦略問題担当長官(H.E. Flávio Rocha, Special Secretary for Strategic Affairs of Foreign Affairs)と会談しました。
小田原副大臣から、現下の厳しい国際情勢の中、グローバルプレイヤーであり、基本的価値を共有する戦略的グローバル・パートナーであるブラジルと連携していきたいと述べた上で、小田原副大臣とホシャ長官との間で、ウクライナ情勢、地域情勢、経済安全保障等について意見交換を行い、国際場裡における両国間の戦略的連携を一層推進していくことを確認しました。

ホシャ大統領府戦略問題特別局長官との会談 ホシャ大統領府戦略問題特別局長官との会談  

(2)マガリャイス外相代理との会談

 2日、小田原副大臣は、フェルナンド・マガリャイス外相代理(Amb. Fernando Magalhães, Secretary-General of Foreign Affairs)と会談しました。
小田原副大臣とマガリャイス外相代理は、幅広い分野での二国間協力の 推進に加え、ウクライナ情勢、安保理改革等の国際社会における課題について協力していくことを確認しました。また、小田原副大臣から、事前通報を行っている「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援借款」(供与額限度300億円)について言及し、交換公文の締結に向けて調整を進めていくことをマガリャイス外相代理との間で確認しました。

(3)伯日議員連盟幹部との意見交換

 2日、小田原副大臣は、ブラジリアを訪問し、伯日議員連盟のキン・カタギリ(Mr. Kim Kataguiri)第一副会長、ヴィトール・リッピ(Mr. Vitor Lippi)第二副会長と会談しました。
小田原副大臣から、カタギリ、リッピ両議員に対し、伯日議連の幹部として、両国関係の更なる強化に尽力されていることに謝意を表明しました。その後、小田原副大臣とカタギリ、リッピ両副会長は、両国関係や、地域情勢、国際場裡における協力について意見交換を実施し、日伯関係の一層の発展のため、両国の議員交流を更に強化していくことで一致しました。

伯日議員連盟幹部との意見交換 伯日議員連盟幹部との意見交換  
カタギリ議員と カタギリ議員と  

(4)日系人関係者との意見交換等

 3日、小田原副大臣は、サンパウロを訪問し、石川レナト・ブラジル日本文化福祉協会会長、税田パウロ清七・日伯福祉援護協会会長、市川利雄ブラジル日本都道府県人会連合会会長及び吉田エドゥアルド日伯文化連盟理事長と意見交換を実施しました。小田原副大臣から、日系人が多くの困難を乗り越え、ブラジルの発展に大きく貢献したことに言及した上で、日本人として日系人の活躍を大変誇りに思っている旨述べました。その後、世代交代が進む日系社会と日本の連携のあり方について意見交換を実施しました。
 また、同日、小田原副大臣は、サンパウロにおいて、開拓先没者慰霊碑を参拝・献花したほか、日本館及び移民史料館を訪問しました。

日系人関係者との意見交換 日系人関係者との意見交換  
開拓先没者慰霊碑訪問 開拓先没者慰霊碑訪問  

(5)その他

 3日、小田原副大臣は、ブラジリアにおいて、日系人であるアゴスチーニョ・シバタ(Mr. Agostinho Shibata)元空軍歩兵少将の同席の下、ブラジル空軍施設を視察した他、日系人空軍関係者と懇談しました。さらに、サンパウロにおいて、ジャパン・ハウス サンパウロを訪問し、ブラジル進出日系企業関係者との意見交換も実施しました。

日系人空軍関係者と 日系人空軍関係者と  
ジャパン・ハウス サンパウロ訪問 ジャパン・ハウス サンパウロ訪問  

2 メキシコ

(1)日本人メキシコ移住125周年記念式典等への出席

 5日、小田原副大臣は、サンルイスポトシ州を訪問し、日本人メキシコ移住125周年記念式典及び全メキシコ日系人大会開会式に出席しました。
小田原副大臣から、移住開始から125周年という佳節を迎えることに 祝意を表明するとともに、日系人の方々が現地社会と築き上げた信頼のおかげで日本とメキシコの二国間関係が大きく発展した旨を強調しました。
また、副大臣からは、日系社会が新型コロナの感染拡大によって様々な行事が中止となる難しい状況の中でも、オンラインの活用など新しい取組を続けて、若い世代の参加も得ていることを指摘しつつ、今後日系社会が更に発展していくことに期待を表明しました。

(2)デ・ラ・モラ経済省通商担当次官との会談

 6日、小田原副大臣は、ルス・マリア・デ・ラ・モラ経済省通商担当次官(Dr. Luz María De la Mora Sanchez, Deputy Secretary for Trade,  Secretary of Economy)と会談しました。
 小田原副大臣から、2005年の日墨EPAの発効以降、二国間の経済関係が大きく発展していることに言及したほか、昨今の現地事情や進出企業からの要望を踏まえ、ビジネス環境整備について協力を要請しました。特に、エネルギー分野における法的安定性への一層の配慮を要請しました。
 小田原副大臣とデ・ラ・モラ次官は、TPP11協定についても戦略的な観点も踏まえた議論を行い、同協定のハイスタンダードを維持する重要性について一致しました。また、二国間経済関係の強化に向けて引き続き緊密に連携していくことでも一致しました。

(3)モレノ筆頭外務次官との会談

 6日、小田原副大臣は、カルメン・モレノ筆頭外務次官(Lic. Carmen Moreno, Undersecretary of Foreign Affairs of the United Mexican States)と会談しました。
 小田原副大臣からは、基本的価値を共有する戦略的グローバル・パートナ ーであるメキシコとの協力を重視しており、G20やTPP11協定のメンバーであり、本年まで安保理非常任理事国を務めるメキシコとの間で国際場裡においても連携していきたい旨述べ、モレノ筆頭外務次官からは、日本との協力関係を重視する旨述べました。加えて、小田原副大臣から、エネルギー分野における法的安定性を含む、ビジネス環境の整備への一層の配慮を要請しました。
 小田原副大臣とモレノ筆頭外務次官は、ウクライナ情勢を含む国際社会 における諸課題への対応について協力していくとともに、二国間関係の強化のために引き続き緊密に協力していくことで一致しました。

デ・ラ・モラ経済省次官との会談 デ・ラ・モラ経済省次官との会談  
モレノ筆頭外務次官との会談 モレノ筆頭外務次官との会談  

(4)その他

 小田原副大臣は、日系企業の工場、日本メキシコ学院及び日墨会館を視察するとともに、メキシコ進出日系企業関係者や若手日系人との意見交換を行いました。

日本メキシコ学院訪問 日本メキシコ学院訪問  
日墨会館の先亡者慰霊碑に献花 日墨会館の先亡者慰霊碑に献花  

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