報道発表

エヴラール国際原子力機関(IAEA)事務次長による上杉政務官へのオンライン表敬

令和4年2月17日
上杉謙太郎外務大臣政務官
エヴラール国際原子力機関(IAEA)事務次長による上杉政務官へのオンライン表敬

 2月17日、午後1時より約30分間、上杉謙太郎外務大臣政務官は、東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の安全性に関するレビューのために訪日中のリディ・エヴラール国際原子力機関(IAEA)事務次長(Ms.Lydie Evrard, Deputy Director General of the International Atomic Energy Agency (IAEA))によるオンライン表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 上杉政務官から、ALPS処理水の取扱いに関するIAEAからの協力や昨年11月のウィーンにおける東電福島第一原発事故10周年に当たっての原子力安全専門家会議の開催に謝意を表しつつ、今回のレビュー実施を含めIAEAによる協力の進展に感謝の意を述べました。
  2. また、上杉政務官からは、ALPS処理水の取扱いに係る透明性を高め、風評払拭含め国内外の理解を醸成していく上で、IAEAとの協力は極めて重要である、我が国は、ALPS処理水の取組について、高い透明性を持って、科学的根拠に基づいて国際社会に対して丁寧に説明してきているところ、IAEAとも協力しながら、このような取組を継続していきたい旨述べました。
  3. エヴラール事務次長からは、IAEAとしてALPS処理水の安全性に関するレビューを含め、原子力安全に関して、引き続き日本と非常に緊密に連携していく旨発言がありました。
  4. また、両者はIAEAのがん対策イニシアティブについても意見交換を行うとともに、今後ともIAEAと日本との間で様々な分野で緊密に連携していくことを確認しました。この関連で、上杉政務官は、日本とIAEAとの協力強化のため、IAEAにおける日本人職員の増強が重要である旨強調しました。
(参考)ALPS処理水とは

 ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。


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