報道発表
日・カンボジア外相電話会談
令和4年1月11日
1月11日、午後4時30分から約30分間、林芳正外務大臣は、プラック・ソコン・カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣(H.E. Mr. Prak Sokhonn, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and International Cooperation, Kingdom of Cambodia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林外務大臣から、カンボジアがASEAN議長国に就任したことに祝意を表するとともに、カンボジアPKO30周年の本年、防衛協力の促進を含めて両国関係をさらに発展させたい旨述べました。プラック・ソコン副首相から、二国間関係の強化と地域情勢において日本と緊密に協力していきたい旨述べました。
- 両大臣は、新型コロナ対策やシハヌークビル港開発の二国間協力について議論しました。林大臣からはカンボジアにおける本年6月の地方選挙及び来年の総選挙が国民の多様な声を反映した形で実施されることを期待する旨述べました。プラック・ソコン副首相からは、新型コロナ対策を含むこれまでの日本の支援について謝意表明がありました。
- 両大臣は地域情勢についても意見交換を行いました、林大臣からは暴力事案が続くミャンマー情勢の現状に懸念を述べた上で、カンボジアがASEAN議長国として事態の打開に積極的に取り組んでいることを歓迎し、緊密に連携していくことで一致しました。林大臣からは、特に、今般のフン・セン首相のミャンマー訪問において、少数民族との停戦や人道支援について前進が見られたことを評価する旨伝達しました。また、両大臣はASEAN関連会議で南シナ海や北朝鮮等の地域の重要課題でしっかり連携していくことで一致しました。特に、両大臣は、1月5日及び11日のミサイル発射を始めとする北朝鮮情勢について意見交換し、拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。