報道発表
日・ブルネイ外相電話会談
令和3年8月12日
8月12日、午前10時00分から約30分間、茂木敏充外務大臣は、エルワン・ブルネイ・ダルサラーム国第二外務大臣(Dato Seri Setia Haji Erywan bin Pehin Datu Pekerma Jaya Haji Mohd Yusof, Minister of Foreign Affairs II, Brunei Darussalam)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、茂木大臣から、ASEAN関連外相会議での議長国ブルネイのリーダーシップに敬意を表しました。また、秋の首脳会議に向けて、引き続き緊密に連携したい旨述べました。
- また、ミャンマー情勢についてこれまで幾度となく意見交換を重ねてきたエルワン外相のASEAN特使任命に祝意を表しました。さらに、特使任命後直ちに電話会談を行い、緊密に意思疎通することは極めて有益である旨述べた上で、日本として最大限支援していく旨伝達しました。
- エルワン外相から、ミャンマー情勢や特使としての今後の活動などについて説明があり、茂木大臣からは、特使が早期にミャンマーを訪問し、国軍だけでなく民主化勢力とも対話する必要性や国際社会との意思疎通の重要性などを指摘しつつ、日本から特使の今後の具体的活動内容に対する期待を伝えました。これに対し、エルワン大臣から、日本からの助言を踏まえて特使の活動を行っていきたい旨述べました。
- また、茂木大臣はミャンマーへの人道支援の重要性を指摘しつつ、我が国は本年2月のクーデター以降これまでに他国に率先して2,000万ドルを超える人道支援を行ってきた旨述べました。これに対し、エルワン外相からこれを高く評価する旨述べ、人道支援においても日本と一層協力していきたい旨述べました。両大臣はミャンマー情勢の打開のために、今後も緊密に連携していくことで一致しました。