報道発表
日韓局長協議の開催(結果)
令和3年6月21日
6月21日、韓国ソウル出張中の船越健裕外務省アジア大洋州局長は、李相烈(イ・サンヨル)韓国外交部アジア太平洋局長との間で、日韓局長協議を実施しました。
- 今次協議は、日韓関係が引き続き非常に厳しい状況にある中で、両国の外交当局間において行ってきている意思疎通の一環として実施されたものです。両局長は、北朝鮮への対応を始め、地域の安定にとって日韓・日米韓協力が重要であることを改めて確認するとともに、本年5月5日のG7外務・開発大臣会合(英国)の際に行われた日韓外相会談での両外相のやり取りを踏まえ、両国間の懸案を含む二国間関係全般について意見交換を行いました。
- 我が方からは、慰安婦問題や旧朝鮮半島出身労働者問題、竹島問題等の両国間の問題に関する日本の一貫した立場をしっかりと伝達し、韓国側に適切な対応を強く求めました。
- 先方からは、これらに関して、韓国側の立場に基づく説明がありました。
- この他、日韓双方の関心の高い事項についてもお互いの立場に基づく率直な意見交換が行われ、両局長は、日韓関係の現状をこのまま放置してはならない点を改めて確認した上で、今後とも、日韓関係を健全な関係に戻すべく、外交当局間の意思疎通を継続していくことで一致しました。