報道発表

第4回中東における暴力的過激主義対策に関する対話の開催

令和3年3月19日

3月14日から16日まで、中東9か国から14名の専門家及び日本から4名の専門家の参加を得て、「第4回中東における暴力的過激主義対策に関する対話」をオンライン形式で開催しました。

  1. 14日は「脱過激化とその他実務的対応」、15日は「過激派対策における政治と宗教のつながり」、16日は「女性の役割」をテーマとし、参加者の間で活発な議論を行いました。
  2. 本対話を通じ、国や各々の専門分野の垣根を横断して暴力的過激主義対策に取り組むことの重要性が確認されました。また今回の対話を契機として、参加者間のネットワークを活用して、今後、中東における暴力的過激主義対策の分野において日本が果たすべき役割や意義について、長期的視点から検討を重ねていくことで一致しました。
[参加者一覧]
(1)3月14日
 サイード・アル・ジャヤーシー 国家安全顧問会議戦略担当顧問(イラク)
 ヌール・アル・ファーディル イアティダール・センター・シニアデータアナリスト(サウジアラビア)
 マリヤム・アブデル・ゴワド・アブデル・ハミド アズハルオブザーバトリ研究員(エジプト)
 ラーファト・アル・シュダイファート氏(ヨルダン)
 マリヤム・ザール・アル・へメイリ氏(UAE)

(2)3月15日
 アリー・アダミ アッラーメー・タバタバエイ大学助教授(イラン)
 ウィサム・ファフリ・ハザーイメ ヨルダン大学助教授(ヨルダン)
 ホッサームッディーン・アラム アル・アズハル大学講師、アズハルオブザーバトリ・ファトワコンサルタント(エジプト)
 ハーカン・クユジュ トルコ国家警察アカデミー助教授(トルコ)

(3)3月16日
 アブデッサマド・ディアルミ フェズ大学元教授(モロッコ)
 アメル・グラミ マヌーバ大学教授(チュニジア)
 アディバ・ナウア氏(モロッコ)
 アスマ・モハンマド・ユーセフ アズハルオブザーバトリ研究員(エジプト)

[参考]中東における暴力的過激主義対策に関する対話
我が国による中東地域への知的・人的貢献の一環として、平成30年から毎年、本邦に宗教指導者や専門家を招へいし、意見交換を実施。第1回は中東北アフリカ諸国の宗教指導者、第2回は湾岸諸国の若者、女性、第3回は東南アジアを含めた広範な地域から発信力に優れた若者を招へいした。
報道発表へ戻る