報道発表
日・チュニジア外相会談及びワーキングディナー
平成29年11月2日
本2日午後6時45分から約2時間,河野太郎外務大臣は,外務省賓客として訪日中のハマイエス・ジヒナウイ・チュニジア共和国外務大臣(H.E. Mr. Khemaies JHINAOUI, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Tunisia)と外相会談及びワーキングディナーを行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 河野大臣から,我が国はチュニジアの民主化移行プロセスを高く評価しており,引き続き支援していく旨述べ,両大臣は,ジヒナウイ外務大臣の今次訪日を契機に,伝統的な友好関係を基盤として,幅広く多層的な日チュニジア関係を構築していくことの重要性を確認しました。
- 河野大臣から,二国間の政治対話を強化するとともに,治安・インフラ整備・人材育成等,日本の強みを活かせる分野を中心に,チュニジアのニーズに寄り添った分野における経済協力を進めたい旨述べると同時に,日本企業のチュニジア進出を促進するための環境整備に向けて投資協定の予備交渉を開始する用意がある旨述べました。また,河野大臣から,治安分野における協力関係を更に強化するために,第2回日チュニジア・テロ・治安対話を来年早期に開催したい旨述べ,ジヒナウイ外務大臣はこれを歓迎しました。
- ジヒナウイ外務大臣から,日本のチュニジア民主化プロセスに対する支援に対し感謝の意が表明されるとともに,チュニジアの外資誘致に向けた取組や治安分野における取組等について説明がありました。
- 両大臣は,北朝鮮情勢及びリビア等の中東・北アフリカ情勢について意見交換を行い,特に北朝鮮問題については,ジヒナウイ外務大臣は,チュニジアと北朝鮮は実質的な外交関係を有しておらず,日本側の立場を完全に支持する旨述べました。