報道発表
「中央アジア+日本」ビジネス対話の開催
平成29年2月28日
- 本28日,外務省において,「中央アジア+日本」対話の枠組みの下,「中央アジア」ビジネス対話「運輸・物流を含めた中央アジアとのビジネスの現状とその可能性」が開催されました。
- このビジネス対話は,日本のビジネス関係者に対し,中央アジア5か国(カザフスタン,キルギス,タジキスタン,トルクメニスタン,ウズベキスタン)とのビジネスの可能性を紹介することを通じ,日本と各国との経済関係発展を後押しするための公開シンポジウムであり,100名を超える日本企業・経済団体の関係者が参加しました。
- 冒頭,相木俊宏外務省中央アジア担当特別代表(大使)の基調スピーチを高橋誠一郎同欧州局中央アジア・コーカサス室長が代読し,本年が我が国と中央アジア諸国の外交関係が25周年を迎えることを指摘しつつ,このビジネス対話の開催を契機として経済関係を含む我が国と中央アジア諸国との関係がますます発展していくことへの期待が表明されました。
- このビジネス対話では,中央アジア5か国の参加者から,ビジネス環境,投資誘致に向けた取組み,有望な投資機会やあり得べき協力の可能性等について報告がなされたほか,各国参加者と日本企業関係者等とのネットワーキングも行われ,今後の日本と中央アジア各国との経済関係発展に資する機会となりました。
- 終わりに,高橋室長から総括発言がなされ,中央アジアにおける市場・ビジネス環境改善や運輸・物流面での連結性強化の重要性が改めて指摘されるとともに,今次ビジネス対話の議論の成果を「中央アジア+日本」対話の次回外相会合に向けての関連会合での議論も活かしつつ,中央アジア諸国とのビジネスの可能性の具体化を後押ししたいとして,出席した日・中央アジアの官民関係者に協力を呼びかけました。
「中央アジア+日本」対話(''Central Asia plus Japan'' Dialogue)
2004年8月,日本と中央アジア諸国の対話・協力の枠組みとして「中央アジア+日本」対話が発足。日本は,中央アジアが,開かれ安定した地域として発展していくために,域内国が共通の課題に共同で対処することが不可欠であるとの考えから,同対話を通じて中央アジアの地域協力を後押ししてきた。同対話の枠組みでこれまでに外相会合を5回,高級実務者会合(SOM)を11回,知的対話(東京対話)を9回開催。