報道発表
米国のアフリカ女性起業家プログラムに関する日米連携の実施(概要)
平成26年8月7日
1.7月31日から8月6日にかけて、米国・ワシントンDCにおいて米国国務省主催にて開催されたアフリカ女性起業家プログラム(African Women's Entrepreneurship Program)の「国際ビジター・リーダーシップ・プログラム(International Visitor Leadership Program)」(8月4日から6日にかけて同地で行われた米アフリカ・リーダーズ・サミットに併せて開催)に、日米開発協力の一環として、外務省及びJICAの関係者が参加しました。
2.8月5日には、JICAが「JICAセッション」を主催し、同プログラムの参加者である29名のアフリカ女性起業家に対して、品質・生産性向上のための日本型の理念・手法である「5S・カイゼン」に関する体験型ワークショップが実施され、日本の知見・経験の共有を図りました。また、引き続いてのパネル・ディスカッションでは、日本とアフリカのビジネスパートナーシップ強化について、活発な議論が行われました。
3.さらに、6日の米国主催の女性起業家のためのネットワーキング・イベントにおいて、佐々江賢一郎駐米国大使が挨拶を行い、「女性のエンパワーメントのため、日、米及びアフリカ諸国が協力する大きな余地がある」旨を述べました。
4.本件は、今年4月に来日したオバマ米国大統領が安倍総理大臣と会談した際に発出された「ファクトシート:日米のグローバル及び地域協力」にも記載されているものであり、アフリカの女性起業家に対する職業開発及び能力構築支援に関し、日米で連携して実施する取組の一つです。日米両国は、これまでアフリカにおける貿易や投資、開発促進の鍵であるアフリカ女性起業家への支援について協力の強化を進めてきており、本件もその具体的成果の一つです。
(参考1)JICAセッション日本側参加者
「5S・カイゼン」に関する体験型ワークショップについて、元JICAシニア海外ボランティアの家木幸一氏が実施。また、パネル・ディスカッションには、JCCP M株式会社取締役/日本紛争予防センター理事長の瀬谷ルミ子氏及び南アフリカ人女性起業家のボンギウェ・カリ氏がパネリストとして参加。
(参考2)ファクトシート:日米のグローバル及び地域協力(抜粋)
世界における開発の促進
米国は,2月に横浜において日本が主導したアフリカの起業家及び政府職員のためのプログラムに参加し,また,日本は,2014年夏のアフリカの女性起業家のための米国国際ビジター・リーダーシップ・プログラムを支援している。日米両国はまた,米国アフリカ女性起業家プログラム及び日アフリカ・ビジネス・ウーマン交流プログラムを通じて,アフリカの女性起業家に対する職業開発及び能力構築の支援を提供するために連携していく。