報道発表
岸田外務大臣とモニーツ米エネルギー長官との会談
平成25年10月31日


本31日午後5時35分から約30分間,岸田文雄外務大臣は,来日中のアーネスト・モニーツ米エネルギー長官(The Honorable Ernest Moniz, Secretary of Energy of the United States of America)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 岸田大臣から,モニーツ長官の来日に対する歓迎の意を述べた後,国際的な原子力損害賠償制度の構築に向けた米国の取組を評価するとともに,我が国としても国際的な原子力損害賠償制度の構築に参加することの重要性を認識し,また,福島第一原発事故の廃炉・汚染水対策に知見を有する外国企業の参入の環境を整えるために,原子力損害の補完的補償に関する条約(CSC)を締結する意向を表明するとともに,締結に向けた作業を行う方針につき説明しました。これに対し,モニーツ長官からは我が国の取組を歓迎する旨の発言があり,双方は,今後本条約に関する詳細な調整を進めていくことにつき一致しました。
2 岸田大臣から,先般の米国から日本へのLNG輸出が承認されたことを歓迎するとともに,日本企業が関与する他の2件の事業の早期承認について,モニーツ長官の協力を要請しました。
3 また,気候変動に関する日米間の協力等につき意見交換を行いました。