報道発表
パキスタンに対する無償資金協力「空港保安強化計画」に関する書簡の交換
平成25年10月31日
- 本31日(現地時間同日),パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて,猪俣弘司駐パキスタン大使とナルギス・セティ財務・歳入・経済・統計・民営化省経済担当次官(Ms. Nargis Sethi, Secretary to the Government of the Islamic Republic of Pakistan, Ministry of Finance, Revenue, Economic Affairs, Statistics and Privatization, Economic Affairs Division)との間で,19億4,600万円を限度とするテロ対策等治安無償資金協力「空港保安強化計画」(The Project for Improvement of Airport Security)に関する書簡の交換が行われました。
- 2001年9月11日に発生した米国同時多発テロ事件以降,国際社会は,航空保安体制の一層の強化に向けた取組を進めています。パキスタンにおいてもテロ発生の防止等保安対策の強化に取り組んでいますが,パキスタン国内の空港に設置されている保安検査機材は国際的な水準を満たしておらず,その対策が必要となっています。
- この計画は,パキスタン国内のイスラマバード,ラホール及びカラチの主要国際空港に,国際的水準に合致した手荷物検査装置,車両検査装置を整備するものです。この支援により,パキスタンの主要国際空港の保安能力が強化され,邦人旅客も利用するパキスタンにおける航空機運行の安全性が高まることが期待されます。
(参考)
パキスタン・イスラム共和国は,面積約79.6万平方キロメートル,人口1億8,071万人(2011/2012年度,パキスタン経済白書),1人当たりのGNI(国民総所得)1,372米ドル(2011/2012年度,パキスタン経済白書)です。