報道発表
インドにおける新型コロナ対応のための緊急無償資金協力
令和3年5月28日
5月28日、我が国政府は、インドにおける新型コロナウイルス感染症の急拡大への対応のため、新たに約1,480万ドル(約16億円)の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。
- 4月30日に、日本政府は、人工呼吸器300台及び酸素濃縮器300台の供与を発表し、また、5月5日に、インド側のニーズを踏まえつつ、追加的に最大5,000万ドル(約55億円)の無償支援を行う用意があることを茂木大臣からジャイシャンカル外相に伝えています。これらを踏まえて、5月14日に、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)を通じて、上記人工呼吸器300台の輸送等を実施するとともに、人工呼吸器500台及び酸素濃縮器500台を追加で供与することを発表しました。
- 今般決定した新たな緊急無償資金協力では、上記の最大5,000万ドルの支援の一環として、UNOPSを通じて、人工呼吸器1,000台及び酸素濃縮器2,000台を追加で供与します。これにより、既に発表済みのものとあわせ、人工呼吸器1,800台及び酸素濃縮器2,800台をインドに供与することとなります。
- 我が国としては、友好国でありパートナーであるインドが新型コロナウイルスに対処する努力を支援すべく追加的な緊急援助を行うこととしたものであり、我が国の支援が、インドにおける新型コロナの感染状況の緩和・収束に寄与することを期待します。
(参考1)我が国のインドにおける新型コロナウイルス感染の急拡大に対する支援
- (1)4月30日、インド側との調整が整えば、酸素濃縮機300台及び人工呼吸器300台を供与する手続を進めることを発表(このうち、酸素濃縮器300台は既にインド側に引き渡し済)。
- (2)5月5日、インド側のニーズを踏まえつつ、上記(1)に加えて、最大5,000万ドル(約55億円)の無償支援を行う用意があることを茂木外務大臣からジャイシャンカル印外相に伝達。
- (3)5月14日、約1,850万ドル(約20億円)の緊急無償資金協力の実施を発表。国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)を通じた支援により、上記(1)の人工呼吸器300台の輸送等を実施し、また、上記(2)の支援に含まれるものとして、人工呼吸器500台及び酸素濃縮器500台を追加供与。
- (4)今回決定した新たな支援により、上記(2)の支援に含まれるものとして、UNOPSを通じ、人工呼吸器1,000台及び酸素濃縮器2,000台を追加供与する。
(参考2)感染状況
5月27日(現地時間)現在、インドにおける新型コロナウイルス感染状況は、累計感染者数2,736万9,093人、累計死亡者数31万5,235人に上る。