報道発表
パラグアイ共和国に対する円借款の供与(事前通報)
令和3年1月8日
1月8日(現地時間7日)、パラグアイ共和国の首都アスンシオンにおいて実施された日・パラグアイ外相会談において、茂木敏充外務大臣はフェデリコ・アルベルト・ゴンサレス・フランコ・パラグアイ共和国外務大臣(H.E. Mr. Federico Alberto González Franco, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Paraguay)に対し、「国家電力システム効率改善計画」の円借款の供与(供与限度額92億9,400万円)に関する事前通報を行いました。今回の事前通報を踏まえ、今後、我が国とパラグアイ共和国政府との間で、円借款の供与に関する交換公文を締結する予定です。
- 1 案件の概要
- この計画は、パラグアイ首都圏に電力を供給する基幹送電線(イグアス~バレンスエラ間、500キロボルト)を建設することで、首都圏への安定的かつ効率的な電力供給を図るとともに、公共施設に電力効率の高い設備を導入することで省エネ促進を図るものです。この計画により、電力システム全体の効率性を改善することを通じてパラグアイの持続的経済発展に寄与することが期待されます。
また、この計画は米州開発銀行(IDB)との協調融資の下で実施します。 - 2 供与条件
- (1)金利:1.35%(うち、省エネ機器交換・設置部分のみ1.15%)
- (2)償還期間:30年(10年の据置期間を含む。)
- (3)調達条件:アンタイド
- [参考]パラグアイ共和国基礎データ
- パラグアイ共和国は、面積約41万平方キロメートル(日本の約1.1倍)、約704万人(2019年、世界銀行)。人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約5,510米ドル(2019、年世界銀行)。