報道発表

人間の安全保障基金を通じたコスタリカ及びパナマでの事業に対する支援

平成25年3月29日

  1. 1.今般,国際連合から我が国に対し,コスタリカ及びパナマで実施される「コスタリカ及びパナマにおけるノベ族及びブグレ族の一時的移民の人間の安全保障改善のための共同プログラム」事業に対して,国連人間の安全保障基金から約273万ドル(約2億2400万円)の支援を行うことが決定された旨通報がありました。本基金は,人間の安全保障の推進を目的として,1999年に我が国が主導して国連に設置されたものです。
  2. 2.この事業は,国際移住機関(IOM),国連人口基金(UNFPA),国連児童基金(UNICEF)及び国連開発計画(UNDP)が,経済,身体,食料,環境,コミュニティ及び政治面の安全を改善することにより,脆弱な立場にある移民の人間の安全保障を促進することを目的として実施するものです。主な内容は以下のとおりです。
    (1)最低限の生活水準に達するため,自ら食糧を生産し自給するとともに余剰生産物を販売することで,移民の家族の能力を強化する。
    (2)公的及びコミュニティ・ベースの,文化やジェンダーに配慮した社会,保健及び労働サービスへのアクセスを移民のルートを通じて改善することにより,移民の保健や,身体的,経済的,政治的安全を改善する。
    (3)移民が彼ら自身の人間の安全保障を促進し保護することができるよう,個人的,制度的,また法的な条件及び政策を創出し強化する。
  3. 3.この事業への支援が実施されることにより,コスタリカ及びパナマにおける人間の安全保障の推進が期待されます。

    (参考1)人間の安全保障基金
    人間の安全保障の実践のため,我が国のイニシアティブにより1999年に国連に設置された信託基金。人間の安全保障基金に対し,我が国は現在までに総額約421億円(約3億8,020万ドル)を拠出している。これまでも,この基金を通じ人間の生存,生活,尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取り組む国連関係国際機関の約210のプロジェクトを支援してきている。

    (参考2)人間の安全保障に関する国連総会決議
    2012年9月10日,第66回国連総会において,我が国の主導により「人間の安全保障の共通理解」に関する国連総会決議が採択された。
    本決議は,国連加盟国間の長年にわたる議論を経て醸成された人間の安全保障に関する共通理解を確認するものであり,人間の安全保障の議論における大きな前進が諮られた。また,本決議には人間の安全保障基金のこれまでの貢献を認識し,加盟国に同基金への自発的な拠出の検討を要請するパラグラフも含まれている。

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