報道発表

北朝鮮に関する日米韓協議(結果)

令和5年10月17日

 10月17日午後6時(現地時間同日午後4時)から約90分間、インドネシア共和国ジャカルタにおいて、北朝鮮に関する日米韓協議が実施されました。同協議には、鯰博行アジア大洋州局長、ソン・キム米国北朝鮮担当特別代表及び金健(キム・ゴン)韓国外交部朝鮮半島平和交渉本部長が出席しました。また、同日、鯰局長は、キム特別代表及び金本部長との間でそれぞれ二国間の意見交換を行いました。

  1. これらの機会を通じて、三者は、北朝鮮が前例のない頻度と新たな態様で弾道ミサイル等の発射を行っていることは、地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有しました。その上で、先般の露朝首脳会談や北朝鮮の「国」境再開に伴う動きを含め、現下の北朝鮮情勢について意見交換を行い、認識のすり合わせを行いました。
  2. その上で、8月に米国キャンプ・デービッドにおいて行われた日米韓首脳会合での成果も踏まえ、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、日米韓の安全保障協力を含む抑止力・対処力の強化、安保理における対応や同志国との協力を含む国際連携等について、引き続き日米、日韓、日米韓で緊密に連携するとともに、ASEANを始めとする関係国との連携も強化していくことで一致しました。
  3. さらに、鯰局長から、キム特別代表及び金本部長に対して、拉致問題について、引き続きの理解と協力を求め、支持を得ました。

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