報道発表
日仏外相電話会談
令和5年10月17日
10月17日、午後7時00分から約30分、上川陽子外務大臣は、イスエラル・パレスチナ情勢について、カトリーヌ・コロンナ仏欧州・外務相(H.E. Ms. Catherine COLONNA, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、ハマス等のパレスチナ武装勢力によるテロ攻撃によって犠牲となった仏国民の方々に心からの哀悼の意を表明し、コロンナ外相から謝意が述べられました。上川大臣からは、先週フランス北部の高校で発生したテロ行為の犠牲になられた方についても、心からの哀悼の意を表明し、コロンナ外相から改めて謝意が述べられました。
- 上川大臣は、テロ攻撃を断固として非難するとともに、事態が緊張度を増す中で、深刻な懸念をもって状況を注視しており、事態の沈静化に向けて様々な関係者と意思疎通してきている旨述べました。これに対し、コロンナ外相から、同外相のイスラエル、レバノン訪問を含むフランスの外交努力等について説明がありました。
- 上川大臣から、ガザ地区の人道状況を憂慮しており、日本が国際機関を通じて総額1,000万ドル規模の緊急人道支援を実施することについて説明しました。その上で、両外相は、ガザ地区における人道アクセスの確保や人道支援の必要性について一致しました。また、両外相は、自国民の安全確保についても、連携していくことで一致しました。
- 両外相は、イスラエル・パレスチナ情勢を含む国際社会の諸課題について、両国間及びG7の外相間で、引き続き連携していくことで一致しました。